PEOPLE 人と暮らし

PEOPLE 人と暮らし

My White Life vol.30

My White Life WHITE LIFEを象徴する人々とTシャツの関係

植田浩平 『PEOPLE BOOKSTORE』店主 Kohei Ueda 『PEOPLE BOOKSTORE』OWNER

住まい、商う場所をデザインすることが、表現であり人生

店を構える場所として、つくばを選んだのには地元であること以外にさしたる理由があったわけではない。「こんな場所があるよ」と知り合いからすすめられ、「じゃ、やってみようか」。そんなふうに、自然と選んでいた。

それでも徐々に『PEOPLE BOOKSTORE』という本屋と、土地に意味が生まれ始めていった。そう店主である植田さんは話す。

「軽く聞こえてしまうかもしれないけど、ここだったらやれちゃいそうな気がしたんですよね。で、いったんやると決めたらいろんな人が本を持ってきてくれた。本が勝手に集まってきちゃう感じというのかな。カオスに放り込まれたような感覚。3年経った今でも、コントロールできない渦の中にいるみたいです。自分の“場所”を持つって、面白いですよ」

「よそではやってないことをやりたい」。その考えはオープン当初から一貫している。ライブを含めたイベントをやるのも、店を起点に人が行き交えるからだ。扱う本やCDによって打ち出される独自のカラーが、わざわざ行きたい魅力的な店にしている。

「CDにしても本にしても、他のお店にないものを扱わないと意味がないし、カウンターカルチャーをしっかり扱える場所にしたいですね。ライブに遊びにくる、本やCDを探す、人と出会う。何でもいいから、面白いものを見つけて帰ってほしいですね。それにここって通りに面してるじゃないですか。外を通る人にライブをやっているのがわかるし、今まで街になかった風景をつくって、それを目撃してもらえることにワクワクするんです」


地方都市で描くライフデザイン

カルチャーの中心地とされる東京ではなく、地方都市のつくばというロケーションは、常に意識してきた。

「時間の流れ方、物の消費のされ方が、東京とは絶対的に違いますね。今やっていることは、かかるコストが少ないこの場所だからできるのであって、東京では無理。僕の生活自体も小さくなりましたよ。基本的にはひとりで店をやり、住まいは近所。車は持ってないから、移動は歩きか自転車。そうしたことを含めて、僕には、ここがぴったりきた。今って、若い子たちが精神的に追い込まれているように見えるんですよ。みんな真面目だからかな、道の外し方がわからないのかもしれない。地方でだって、仕事を作ることはできるはずだし、いわゆる“まっとう”な道以外にも選択肢はあるんだと思っています」

植田浩平

1983年生まれ。"EVENT/LIVE/EXHIBITION"の企画・運営、書籍の選定・販売、レーベル業が主な仕事。本屋になる前は野外フェスティバルを中心にイベント制作を生業に。現在は茨城県つくば市を中心に活動し、2013年4月8日より『PEOPLE BOOKSTORE」をスタートさせる。

PEOPLE BOOKSTORE

茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル

営業時間 火〜土曜日 15:00-22:00 / 日曜日 13:00-20:00

定休日 月曜日

問い合わせ先 mojomojo.people@gmail.com

公式ブログ:people-maga-zine.blogspot.com

(写真 松本昇大 / 文 小泉咲子)

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