音楽とTシャツ

vol.1 SANABAGUN.

Music2018.5.22 Tue.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。 Tシャツへのこだわりで、その人の美学を垣間見ることができる。 これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介!

高岩遼(Vo.)

これは、SANABAGUN.のMCである岩間俊樹くんがオリジナルで作った「YUTORAA’S」というレペゼンゆとり教育を誇示するTシャツです。プリントされている「1 WEEK 2 HOLIDAY」=「週休二日制」は、まさに俺たちゆとり教育世代にとっての象徴的なフレーズで。A Tribe Called Questの柄をオマージュしたロゴもポイントですね。もう、在庫はないようなのですが、どうしてもこのTシャツが欲しいというゆとり教育世代の方々は、岩間くんのTwitterにDMを送ってみてください。俺はこのTシャツを着てよく近所のラーメン屋に行ってます。それか、寝間着(笑)。

髙橋紘一(Tp.)

6、7年前に高円寺の古着屋で購入した「鮨-SUSHI-」Tシャツです。80年代くらいによくあったみたいなんですけど、外国人が日本の文化を勝手に想像して作ったTシャツが好きで、古着屋で掘ってはよく買ってます。このTシャツもその系譜にあるものですね。これはバックプリントも面白くて、相撲取りが魚を捌いてるんですよ。これはそうじゃないですけど、誤った漢字表記がプリントされているTシャツも少なくなくて、テキトーな日本文化の解釈がツボに入ります。このTシャツはどんなときに着ているか?家で鮨を握るとき、あるいは女の子とデートで鮨屋に行くときに着ていきますね(笑)。

SANABAGUN.

高岩遼(Vo.)、岩間俊樹(MC)、髙橋紘一(Tp.)、谷本大河(Sax.)、櫻打泰平(Key.)、隅垣元佐(Gt.)、大林亮三(Ba.)、澤村一平(Dr.)の8人から成る、メンバー全員が平成生まれのヒップホップチーム。ジャズの影響を色濃く感じさせる驚異的に高い演奏力を誇り、それでいて通りすがりのOLをも熱狂させる高いエンターテイメント性も併せ持っているのが魅力。

http://sanabagun.jp/

photo & text : Shoichi Miyake

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