音楽とTシャツ

vol.2 SANABAGUN.

Music2018.7.5 Thu.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。Tシャツへのこだわりで、その人の美学を垣間見ることができる。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! 前回の高岩遼(Vo.)と高橋紘一(Tp.)に続くvol.02として、SANABAGUNから岩間俊樹(MC)と澤村一平(Dr.)が登場する。

岩間俊樹(MC)

僕の地元は青森県三沢市なんですけど、このTシャツは僕が夜遊びを始めたころに地元でイケイケだった先輩たちのクールが作ったTシャツで。その先輩たちはDJやラッパーをやっていまして。東京から有名なヒップホップアーティストを呼んでパーティーを開いたりしていました。僕もだいぶ影響を受けましたね。このTシャツはもともと非売品で、そのクルーと仲よくなったらもらえるみたいな。当時これを着ていると「あのクルーにかわいがってもらってるやつなんだ!」ってちょっと自慢できるアイテムでもあったんです。僕は高校3年のときにこのTシャツをもらいました。今でも地元をRep(=レペゼン)したいライブしたいときに着ています。

澤村一平(Dr.)

このTシャツを作ったのはMASAYOSHI SUZUKIというイラストレーター/ペインターで、「BY ONE」というデザイン集団に所属しています。雑誌「BRUTUS」の挿絵デザインなどでも有名ですね。
そして、僕とトランペットの髙橋紘一がプロデュースしているSANABAGUN.の物販のTシャツデザインも手がけてもらったこともあります。21、2歳のころからの付き合いなんですけど、ずっと彼の作品が大好きで、タトゥーのデザインもお願いしました。この「SODOM Tシャツ」を買ったのはもう4、5年前なんですけど、それからずっと夏になるとよく着ています。

SANABAGUN.

高岩遼(Vo.)、岩間俊樹(MC)、髙橋紘一(Tp.)、谷本大河(Sax.)、櫻打泰平(Key.)、隅垣元佐(Gt.)、大林亮三(Ba.)、澤村一平(Dr.)の8人から成る、メンバー全員が平成生まれのヒップホップチーム。ジャズの影響を色濃く感じさせる驚異的に高い演奏力を誇り、それでいて通りすがりのOLをも熱狂させる高いエンターテイメント性も併せ持っているのが魅力。

http://sanabagun.jp/

photo & text : Shoichi Miyake

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