音楽とTシャツ

vol. 21 高木祥太(BREIMEN)

Music2020.6.11 Thu.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! 気鋭の5人組バンドBREIMENのフロントマンとしてヴォーカルとベースを担当し、ソロでもベーシストとしてcharaやTENDREのサポートメンバーも務める高木祥太の1枚とは?

僕は普段、夏はタンクトップを着ることが多いので、Tシャツはあまり持ってないんですけど。その中でもこのロンTは自分と関係性の深い人たちが作ったもので。BREIMENの最近のMVを撮ってくれている2025という映像ディレクターと、同じくBREIMENの新しいアーティスト写真を撮ってくれたrenzo masudaという写真家がいて。その2人と、あとは僕の弟も一緒になって始めたTシャツやカセットテープ作品を作るGROUPNというコレクティブを始動したんです。このロンTはそのGROUPNの新作で。BREIMENの物販もGROUPNが手伝ってくれていて、僕の私物をボディにして自力でプリントを刷って一点物を作って売ったりしてます。

僕の私服はわりとバキバキめのコーディネートをすることが多いんですけど(笑)、このロンTはローファイだけど自分のフィーリングにもマッチしていて気に入ってます。

服はライブのリハから本番までの空き時間にフラッと入った店で買うことが多いですね。それと、圧倒的にもらいものが多い(笑)。ベースも師匠から借りたままになっているものが多いし、服もよくもらいます。

人から服をもらうと、着るたびにくれた人のことを思い出すんですよね。その感じが好きで。僕はめちゃくちゃ記憶力が悪いので、モノと人との思い出を紐づけたくなるんですよね。僕の書く歌詞はドキュメンタリータッチのものが多いんですけど、それも忘れたくないという深層心理が働いているのかもしれません。

高木祥太(BREIMEN)

2015年Ba.高木祥太を中心にメンバーを集め6人組オラオラポップバンド「無礼メン」として始動。2018年にVo.SEI、Drs.田中”グルーヴ”航が脱退。2018年7月よりDrs.kanno soが加入しBa.高木祥太がVoをとる新体制の5人組ファンクバンドとなる。2020年1月に名前を「BREIMEN」に改名し初のアルバム「TITY」を発売。
https://breimen.amebaownd.com/
https://groupn.handcrafted.jp/

photo & text : Shoichi Miyake

『TITY』発売中
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ライブ情報:下北沢GARAGE『TITY RELEASE ONE MAN ~OKAWARI~』
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