音楽とTシャツ

vol. 23 Rei

Music2020.9.15 Tue.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! ファンキーなカッティングとブルージーなタメを自在に操る天才的なギターテクに、愛らしい表情からコアなヴォーカルを聞かせるシンガーソングライターでギタリストのReiの1枚目はCitroën。

私は小さいころからコマーシャルデザインが好きで、車のカタログなどを集めてました。実用的なデザインが好きなんです。必要に迫られてその造形になっているモノに魅力を感じる。音楽もそうです。自分が作る楽曲もすべての要素に意味があってムダのないものを作りたいと思っています。話を戻すと、50年代のシトロエンのカタログの中で好きな写真があって。それが印刷されたTシャツをアメリカへ旅行に行ったときに見つけたんです。こんなに車が好きと言いながら運転免許を持ってないんですけどね(笑)。これまで音楽に時間を費やして生きてきたから、なかなか免許をとるタイミングがなくて。でも、いつか免許を取得したら乗りたい車はたくさんあります。

Tシャツはツアーや旅行などで赴いた先で買うことが多いですね。たとえば1枚のCDを買ったときにそのときの体験や記憶が作品に付随することがあると思うんですけど、私にとってのTシャツもそうで。ツアーで遠征すると、空き時間をみつけてはお城巡りをします。小さいころから自分で模型を作ったり石垣の研究をしていたほどお城が好きで、お土産さんにTシャツが売られていたら必ず買います。それを私は“白T”ならぬ“城T”と呼んでいるんです(笑)。

学生時代はずっとタイトなシルエットのTシャツを着ていました。でも、今はルーズフィットがトレンドでもあるし、メンズやちょっとサイズの大きいTシャツを着て他のアイテムとメリハリをつけることが多いですね。色使いの綺麗なデザインが好きです。

ライブのときは感覚が鋭敏になっているので、Tシャツのタグの感触ひとつとっても気になってしまうんです。ギターのストラップが当たる場所に縫い目があると痛いし、かわいいデザインのTシャツを着てもギターを背負っているからお腹周りにプリントがあると映えないのはもったいないと思ってしまうんですよね。そういう理由もあってライブでTシャツを着ることはあまりない。でも、そういうこだわりがあるからこそ、ライブで着るとき用のTシャツをオリジナルのボディから作ってみたいという願望があります。

Rei

兵庫県伊丹市生。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターをはじめ、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1st Mini Album『BLU』をリリース。以降、国内外の名だたるフェスに多数出演。2020年4月、 専門学校 モード学園(東京・大阪・名古屋)2020年度TVCM曲「What Do You Want?」をリリース。

https://guitarei.com/

photo & text : Shoichi Miyake

デジタルシングル「What do you want?」発売中
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