音楽とTシャツ

vol.5 MONO NO AWARE

Music2018.8.28 Tue.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! 叙情的なリリックとジャンルレスな音で注目されるMONO NO AWAREから2名が登場!

玉置周啓(Vo.&Gt.)

このロンTは写真家の小見山峻さんが今年4月14日に開催した一夜限りのオールナイト写真展(「冴えない夜の処方箋」)で販売されていたものです。展示されていた写真とその日の日付がプリントされていて。実は僕、普段あまりTシャツを着なくて。シャツを着ることのほうが多いんですね。なので、お金を出してTシャツを買うのはひさしぶりのことでした。この写真、めちゃくちゃ好きなんですよね。マンションの角部屋を撮った画が反転していて、こうやって誰もが目にしたことがある風景を独自のアイデアで切り取る表現は、写真でも音楽でも建築物でもカッコいいなと思います。この視点と色味で小見山さんの写真だとわかるのもすごい。

柳澤豊(Dr.)

Frank Oceanがネイティブアメリカン調のデザインをモチーフにしたTシャツを着てテレビ番組で歌っている動画があって。このTシャツを下北沢のF.P MARTという古着屋で見つけたときに「あれに近い!」と思って買ったんです。家に帰って見てみたら全然違ったんですけど(笑)。でも、一目惚れで買いましたね。プリントのデコボコした立体感もよくて。ファンクが好きなので、PrinceやENDRECHERIを彷彿させる紫のカラーリングも気に入りました。基本的にTシャツは古着が多いです。大事にしているのはプリントの面白さとサイズ感。このTシャツも2XLなんですけど、大きめのサイズを買うことが多いです。

MONO NO AWARE

東京都八丈島出身の玉置周啓(Vo.&Gt.)と加藤成順(Gt.)が、大学時代に柳澤豊(Dr.)と竹田綾子(Ba.)に出会い結成。2017年3月に1stアルバム『人生、山おり谷おり』をリリース。ジャンルの枠に囚われない独創的なソングライティングとサウンドプロダクション、ポップネスによって彩られた楽曲群は中毒性が高い。2ndアルバム『AHA』のリリースを記念した全国ツアーが9月28日の札幌公演を皮切りにスタートする。詳細は下記の公式サイトをチェック。

http://mono-no-aware.jp/

photo & text : Shoichi Miyake

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